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ENO&J.PETER SCHWALM「DRAWN FROM LIFE」

ENO&J.PETER SCHWALM「DRAWN FROM LIFE」_c0022347_2255596.jpgBRIAN ENO&J.PETER SCHWALM「DRAWN FROM LIFE」
部屋にいるとき、たまにかけています。
前作の「The Drop」は若作りした音とEnoのイメージとが小さくまとまった感じでイマイチだったのですが。
これは聞いていて心地いいです。
Enoにしては直接的に同時代を意識したかのような金属音と、相変わらずの緻密な音響空間と。
記名が無くともEnoのアルバムだとわかる体温が伝わってくるような構成。

「Music for Films」「Music for Airports 」
等々と同様、「後ろで静かに流したくなる、繰り返しで」なアルバムが棚に加わった感覚です。

このアルバム発表後。
Enoが2001のフジ・ロックのホワイト・ステージのトリで出演したというのも面白い話ですね。

各国からシーンを席巻している錚々たる面子が集まってくる中で、僧侶みたいなEnoが淡々と演奏を・・・。
しかも、裏がEminemな状況で、ストイックで暖かい音響を、というのもまた凄い・・・。
この光景、無条件でカッコいいなあ。
Enoの奥行きある音楽と富士山という場所が微妙にマッチしてたみたいで、それもまたカッコいいです(笑)。

話は(強引に)変わりますが。
ここ十年ぐらいのEnoの特徴といえばその僧侶のような髪型であり、ストイックな作風が更にその特徴を増幅させている印象が。

要は、「ハゲ」なわけですが。

一応書いておくと、若かりしころのEnoはまごう事無きビジュアル派(?)でした。
しかし、今の髪型のほうがある種のダンディーさが漂っておりいいと思うファンも多いのでは。

音楽的にも立ち位置的にも、あまりつながりはなさそうですが。
Enoといい、Orbitalといい、Mobyといい。
「そういう髪型」のアーティストって、どことなく、表面上は理知的でクールな佇まいですが、
実は音楽に対して人一倍「アツイ」方々に違いない、と思うことが多いです。
共通して、それなりに批評されやすいものの、実は、一番批評対象として成立しづらい
存在なのではないか、という印象があります。
ふと、黙って、聞きたくなったりするし。

「ハゲ」がなんだかカッコいい気がしてきた・・・。

(近日新作発売のMobyの新作も非常に楽しみだな。)
by ukeru3 | 2005-03-07 22:11 | 音楽・映画・お笑い・ゲーム


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