相撲見てきました。
生で観戦したのは初めて、何よりもテレビ観戦もしない、ルールや用語も全く 知らない、な完全初心者ですが、非常に面白かったです。 両国駅周辺に入ったとたん、ビルに「ちゃんこ」の文字があり、プラットフォームには 曲げを結った体躯のいい方々がちらほら。 国技館へと向かう周囲の人々も町並みも、どこか穏やかで大人な感じがして、自分は 日本人なのに、オラ海外からやってきたっス、って感じの不思議感に包まれてました。 だってそこは普段いる多摩でも、時々行く新宿でも渋谷でも池袋でもなく、 まさにザ・ジャポンって感じで。 国技館に着き入場前に行きかう力士をみてびっくりしたのが、体から出てる迫力と雰囲気。 横に広いイメージが先行してあまり注意がいってなかったのですが皆身長も相当に高い。 おつきの者を従え、(車から窮屈そうに)出てくる堂々とした彼らに、維新の時期の奇兵隊 には力士のみで編成された部隊があったらしいが、彼らみたいなのに接近戦にもちこまれ た時には当然逃げるわな、としょーも無いことに感じ入ったりもしていました。 初めてながらマス席で観戦。 平日はしがない平職員ながらも、今日ばかりはちょっと若旦那気分を味わいつつ、 取り組みをみてました。 そして、初観戦だったのに・・・お、面白い・・・これ迫力あるよ。 野球やサッカーもスタジアムで見たことがあるのですが、自分としては、 雰囲気を味わいたい=スタジアム、試合の内容を細かく見たい=テレビ、 であったような印象が残っています。 しかし今回の観戦は国技館が相撲用に作られたせいもあってかそのどちらも両立、 かつ客席が土俵の360°を囲んでいて会場の臨場感も高いものがあったように 思いました。 土俵の上の主役達の動きや体躯が迫力あり見栄えするものであったのと同様に。 カクカク動く高見盛も、モンゴル人力士の健闘も、外国人力士をいなす小柄な日本人力士 も見れたし、物言いも一回ついたし、最後には朝青龍が出てきて当然といわんばかりに 白星をとっていったし、「伝統競技」でありながら数時間があっという間でした。 電光板やラジオやマイク等を取り入れながらも、「和」な感じで全体が微妙に統一されて いる雰囲気も良かったです。 やはり、一度は生で見ておくべきだったのかな、「国技」。 他にこういう競技ってあるのかな、とうんうん考えながら、電車で帰りました。 伝統や格式があり、宗教的(神事)的な意味があり、格闘技の伯仲感もあり、なによりも 大衆をどっと沸かせられる、ううむ。 なんとか思いついたのでは闘牛ぐらいかな。 もっとも、ぼくは闘牛も一度も見たことが無いんですが。
by ukeru3
| 2005-01-10 23:34
| その他日常
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